枠を取付け、障子を吊込んだ後に『隙間・がたつきがある』『鍵のかかり具合がおかしい』『障子がスムーズに動かない』というようなことがありましたら、調整をしてください。
内障子の上部に赤い印が見えている
障子と枠に隙間がある
クレセント(鍵)がかからない/かかりにくい
クレセント(鍵)をかけた状態で障子がガタつく
調整チェックポイントに当てはまらない場合は、STEP6にお進みください
室内から見たときに、内障子の赤い印が室内側から見える。
レールにかかっている外障子と内障子が高さが違う。
チェックに当てはまったら調整の流れに沿ってかかり代調整を行ってください。
内障子の赤い印が調整の目印になります。
内障子をレールに吊込んだ時に、赤い印が見える場合はかかりが浅いため障子を上げる調整が必要です。
障子左右の下部に調整ねじがあります。
※写真は障子左下部です
縦に2個並んでいるうちの下側が調整ねじです。
ドライバーで調整ねじを右(時計回り)に回すと障子が上がります。
右側も同様に調整ねじを回して、障子を上げてください。
赤い印が隠れるまで、左右均等に上げていきます。
上枠と障子のかかり代は5mm程度を目安にし、内障子・外障子の高さがそろうようにしてください。
2枚の障子の高さが同じくらいになるようにしてください。
赤い印が見えなくなれば完了です。
調整ねじを回すときの注意
初めて調整ねじを回すときは、必ず時計回りに回してください。
反時計に回しすぎると調整ねじが脱落する場合があります。
障子の上下左右のいずれかに隙間がある
障子開閉時に"がたつき"を感じる
チェックに当てはまったら障子を閉めた状態で建付け(戸車)調整を行ってください。
隙間調整は内障子・外障子の左右下部にある調整ねじを回して調整します。
内障子の右上に隙間がある場合の調整です。
内障子を押すと上側にがたつきがある状態です。
この場合、内障子の左下の調整ねじを回して調整します。
隙間の場所により、調整するねじの位置が異なりますので、【参考図:隙間の場所と調整ねじの位置】をご確認ください。
縦に2個並んでいるうちの下側が調整ねじです。
キャップを外します。
ドライバーを差し込み、時計回りにねじを回します。
調整ねじを回している側が持ち上がってきます。
内障子のがたつきがなくなり、障子がぴったりと閉まるまで調整してください。
調整ねじを回すときの注意
初めて調整ねじを回すときは、必ず時計回りに回してください。
反時計に回しすぎると調整ねじが脱落する場合があります。
参考図:隙間の場所と調整ねじの位置
建付け(戸車)調整は、隙間の位置によって操作する調整ねじの位置が違います。
隙間に対応した調整ねじを確認の上、調整を行ってください。
内障子
左側が右側より低いため隙間が空いた状態。内障子左下の調整ねじを調整します。
右側が左側より低いため隙間が空いた状態。内障子右下の調整ねじを調整します。
外障子
右側が左側より低いため隙間が空いた状態。外障子右下の調整ねじを調整します。
左側が右側より低いため隙間が空いた状態。外障子左下の調整ねじを調整します。
クレセントがかからない。
クレセントがかかっても、障子が左右に動いてしまう。
チェックに当てはまったらクレセント本体とクレセント受けの位置調整を行ってください。
クレセントがかかりにくいまま使用すると、クレセントが動かなくなったり、破損したりする恐れがあります。
クレセントの調整は、クレセント受けとクレセント本体を動かして行います。
クレセント受けは左右に動かすことができます。
※写真はねじカバーを外した状態です
クレセント本体は上下に動かすことができます。
※写真はクレセント本体のキャップを外した状態です。
クレセント受けのねじカバーを外し、ねじを少しだけ緩めます。
クレセント本体のねじキャップを外し、ねじを緩めます。
※緩め過ぎないようご注意ください。
クレセントとクレセント受けを動かし、しっかりとかかる位置に調整します。
鍵がかかる位置でねじを仮締めします。
鍵がスムーズにかかり、障子ががたつかないことを確認してねじを本締めします。
調整が終わったら、最後に障子脱落防止のための『はずれ止め』をつけて完成となります。
縦枠の取付け
下枠の取付け
上枠の取付け
障子の吊込み
調整
完成