平成26年度の侵入窃盗件数は、全国で48,120件
にものぼります。
このうち東京都内に限っても、
4割が留守宅を狙った空き巣です。
しかしだからと言って、用心のためおうちを
留守にしないわけにも行きません。
大切なものを守るためにはどうしたらいいのでしょうか?
空き巣の侵入経路を見ると、半数以上が窓から侵入を果たしています。
玄関が1ヶ所
しかないのに対して、窓は1つの住宅にたくさんあり、そのうち人に見られにくい場所や開けやすそうな場所をじっくり品定めすることができます。そして一般的な住宅の窓ガラスはほとんど音も立てず数秒でこじ開けることが可能です。通常のガラスにクレセントが掛かっただけの窓は、空き巣にとっては出入り口も同然なのです。
空き巣は「簡単に、時間をかけず、人に見られずに入れるかどうか」を真剣に見定めています。そこで役立つのが、防犯ガラス仕様の内窓です。空き巣は手間取ることを嫌います。
いかに手早く、時間をかけずに入れるかを最も重視しています。空き巣の主な侵入経路「窓」。ここに内窓を設置しさらに防犯ガラスにすれば、より侵入に時間をかけ
させることができます。「この家は防犯対策をしている」「やりにくい」「時間が
かかる」といった印象を持たせ、なおかつ実行されてもすぐには破られにくいのが防犯ガラスです。
防犯ガラスとは、2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟み込んで圧着した合わせガラスです。
特殊フィルムはPVB(ポリビニルブチラール)という樹脂でできており、バールのような尖った物で破ろうとしても貫通しにくくなります。
ガラス自体は衝撃でヒビが入りますが、フィルムによって鋭い刃物でも突き抜けるまでに時間がかかります。
ただ、「破られない」というわけではなく、破られるまでの抵抗力が高いガラスになります。
またフィルムで圧着してあるため、割れてもガラスの破片が飛散・脱落しません。
貫通しにくい防犯ガラスですが、やはりそれだけでは空き巣に対して万能ではありません。特殊フィルムはあくまで「ガラス貫通までの時間を稼ぐもの」としてお考え 下さい。どんな強固なガラスでも、施錠されていない出入り口を守ることはできません。 防犯は「きちんと戸締まりができているかを確認する」ことが大前提になります。 戸締まりに気を配り、その上で補助錠などのアイテムをプラスして行きましょう。
リビングなど生活の中心にとなる部屋の大きな窓(掃きだし窓)は通常住む人が「出 入りするための窓」であることが多く、一般的な防犯器具の面格子などがつけられ ません。 そのためどうしても出入りする窓は「外からも侵入しやすい窓」になりがち です。 防犯内窓は今ある窓の内側に防犯ガラス仕様の内窓を新設する簡単工事です ので、ご自分で取り付けが可能な簡単かつ有効な防犯設備になります。